NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法

Genre:心理学/セルフケア

著:ガイ・ウィンチ
訳:高橋璃子

出版社:かんき出版

発売日:2016年9月

評価:

評価 :4/5。

概要

心の痛みやストレス、不安、孤独など、日常的に誰もが直面する心の“傷”について取り上げ、それぞれに対する具体的なセルフケア(心の手当)方法を紹介する実践ガイドです。著者ガイ・ウィンチは、臨床心理学者として長年のセラピー経験と心理学研究に基づき、心の不調を放置せず、自分自身でケアする術を提供します。体のケガに対する応急処置と同じように、心の痛みにも“手当て”が必要であり、その方法を日々の生活で使える形で解説しています。

【読むと得られるメリット】


NYの人気セラピストが教える自分で心を手当てする方法 [ ガイ・ウィンチ ]
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邪魔や誘惑に出会ったとき、どう行動するかを決めておきましょう。このとき大事なのは、否定形ではなく、能動的な行動として記述すること。

p247
【感想】
単なる精神論ではなく、心理学の研究成果や著者の臨床経験を、日常生活にうまく落とし込んでいる点が魅力です。
章ごとに「心が傷つく場面」とその対処法が整理されており、読み進めるだけで「どうやって立ち直るか」が具体的にイメージできます。

嫌なことがあるとつい囚われがちなhobbitですが、以下の対処法は特に参考になると感じたので、メモしておこうと思います。

① 他者視点

起こったことを誰か他人の目で見て、そこにいる自分を客観的に観察する方法。

<効果>
ストレス反応が低下し、心臓や血管への負担が軽減します。

<エクササイズ>
1.楽な姿勢で座るか、横になる
2.目を閉じて、嫌な出来事の最初のシーンを思い浮かべる
3.視点を後ろに引いていき、視界の中に自分の姿が入ってくるところまでズームアウトする
  離れた場所(電話・会話など)の場合は、画面が真ん中で分かれ、両方の登場人物を同時に視界に入れるイメージを持つ
4.さらにズームアウトし、遠くから自分を眺めている感覚にする
5.その視点を固定し、距離を保ったまま起こった出来事をリプレイする
  通りすがりの他人になったつもりで、それを眺める

② リフレーミング

ネガティブ思考のループが止まらないときに有効な方法。

<効果>
ネガティブな感情をやわらげ、心身のストレス反応を軽減する。

<エクササイズ>
1.(自分または相手に)悪気はなかったと考える
2.ピンチをチャンスと捉える
3.「何が学べるか」に注目する
4.相手の弱さに気づく
 ※相手のために祈ることができたとき、怒りは軽減し、よりポジティブな気持ちになれる


自己肯定感や感情の整理を学べる一方で、実践の習慣化には継続が必要な内容でもあるため、好きなときに見返せるよう一冊手元に置いておいても良い本だと思います。

初心者でも読みやすい構成ですが、落ち込みが強いときに実践するためには、必要な箇所だけを少しずつ読み進めるのがおすすめです。

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