ジェイソン流お金の増やし方

Genre:お金・投資・資産形成

著:厚切りジェイソン

出版社:ぴあ株式会社

発売日:2021年11月

評価:

評価 :5/5。

概要

芸人でもおなじみの著者・厚切りジェイソンが自らの実体験をもとに「誰でもできるシンプルなお金の増やし方」を伝える1冊です。

特に強調されているのは以下の4つのポイントです。
 ●支出の見直しが最初の一歩
  無駄な固定費を減らし、その分を投資に回すことが資産形成の土台になる。
 ●長期・分散・低コストの投資
  米国株を中心としたインデックスファンドに積み立てることで、リスクを抑えつつ安定したリターンを目指す。
 ●投資を仕組み化することの重要性
  毎月の積立を自動設定にして、感情に左右されずコツコツ続けられる環境をつくる。
 ●やめないことが最大の成功要因
  一時的な値動きに動揺せず、長期で続けることで資産は増えていく。

全体を通してシンプルにまとめられており、投資の専門用語をできるだけ避けているため初心者でも読みやすいのが特徴です。

【読むと得られるメリット】


ジェイソン流お金の増やし方 改訂版 [ 厚切りジェイソン ]
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「お父さんは外でお金を稼いでくる。お母さんはいろんな商品を半額や割引にするクーポンを使って、お父さんのお給料を倍にしているの。どちらも家計に貢献している」という言葉です。確かに物を節約することも浪費をしない工夫もお金を稼いでいるのと同じだよね。

p48
【感想】
全体的にとても分かりやすく、著者が実際に実践している投資方法がシンプルに書かれているので、「自分にもできそう」と思わせてくれる点が魅力です。

また、hobbitが目指すFIREについても触れられており、目標にすべきことや改めて再認識したことが整理できました。まとめると以下の通りです。

①FIREが目指す「経済的自立」とは、資産運用によって得られる不労所得で生活費をまかなえる状態のこと。
FIREするためには「年間支出の25倍」の資産を築けば、年率4%の運用益で生活費をまかなえる。
年収800万円以上になると幸福度はさほど変わらない。つまり、2億円あれば永遠に幸せにくらせる。
住宅ローンは「良い借金」。年間利回りがローン金利より上回る借金は、資産形成の上で有効と考えられる。

hobbitもFIRE達成のために必要な資産を計算していましたが、この本を読んで、2億円を一つの目標にしてみようと感じました。
そして節約をすることも働いていることと同じという本書の考えは新たな発見で心が救われました。
また、家を買うことやローンを組むことに対して恐怖心がありましたが、「良い借金」の考え方を知ることで不安が減り、前向きに考えられるようになりました。

他にも具体例が多く、とても分かりやすいため、投資初心者が最初に読む本としてピッタリだと感じました。

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