はじめての株

Genre:株式投資・お金・初心者向け

著:梶井 広行

出版社:アニモ出版

発売日:2020年7月

評価:

評価 :2/5。

概要

株式投資の基礎をイラストや図でやさしく解説する入門書です。 

 株の基本構造:株とは何か、どうやって利益が生まれるかを図解で直感的に理解できる。
 チャートの読み方と銘柄選びのコツ:ローソク足やトレンドラインの基礎、銘柄選定のヒントをやさしく解説。
 リスク管理の重要性:損切りや分散投資など、失敗を避けるための基本行動が学べる。

図解が豊富で視覚的に理解しやすく、文字だらけの教科書よりも読みやすい点が特徴です。初心者が「まずこれを読もう」と思える構成になっています。

【読むと得られるメリット】


図解でわかる はじめての株  いちばん最初に読む本 [ 梶井 広行 ]
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損切りすることができない人は、決して株式投資で勝つことはありません。

p178
【感想】
とても読みやすく、基本的なことから丁寧に説明されているため、初めて株を学ぶ人にぴったりの一冊だと感じました。
1単元が短い構成なので、隙間時間を使って少しずつ読み進められる点も魅力です。
また、図や具体例が多いため、チャートや売買の流れが自然に頭に入ってくる印象でした。

特にチャートの基礎解説とリスク管理の章は実践的で、初心者がつまずきやすいポイントを事前にカバーしてくれる構成になっている点が好印象でした。

一方で、著者の経験則に基づいた内容が多いため、ところどころ個人的な意見や感情が強めに出ている部分もありました。
また、チャート分析の方法も紹介されていますが、あくまで長期投資を前提とした考え方なので、この点は注意が必要です。

分析方法や確認視点も多く紹介されていますが、個人投資家がすべて実践するのは難しい印象を受けました
自分に合う部分を選んで取り入れる意識が大切だと思います。

hobbitがこの本で改めて学んだポイントを、以下にまとめておきます。

・TOPIXは東証1部全銘柄の動きを時価総額の大きさに応じてウェイト付けした指数で、市場の実態を最も正確に表す指数。
・「金利>業績」が基本
・円安→株高、円高→株安
・上昇トレンドの銘柄で移動平均線より上の現値が移動平均線にタッチして下抜けしなかったら買い
・9~10月頃に買い、4月末まで保有し、5月に売る

スイングトレードの勉強をしたかったhobbitにとっては、やや方向性が異なる内容でしたが、株の基礎をしっかり学びたい初心者にはとても読みやすい良書だと思います。

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