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曲紹介
ブラームスの作品《弦楽六重奏曲第1番》(全4楽章)のうち、作曲者自ら1860年に第2楽章をピアノ独奏用に編曲したもので、1860年9月13日、ブラームスは41歳の誕生日の記念としてクララにこの曲を贈りました。
ブラームス特有のザ・クラシックという曲。
もとも弦楽六重奏をピアノ独奏で弾くために編曲されたものなので、かなり無茶があります。ほぼ全てをアルペジオで弾いていきます。しかもかなり音が離れている・・・。指が小さい人はまず完璧に弾けない難曲です。
けれどもこの重厚な曲を弾きたいと挑戦したくなるそんな素敵な曲になっています。
この作品は、主題と6つの変奏から成っており、第1変奏(1~32小節)で主題が16分音符に分割されています。
ヘ音記号部分も右手で取り、和音が届かない所はアルペジオにすれば、この主題は弾けるようになります。
第2変奏(33~64小節)では動きが活発になりますがここも譜面通り弾けます。
続いての第3変奏(65小節~80小節)でクライマックスに達します。ここはかなりの難所。完璧に弾くのはむりでした。(笑)
まずは左手の運指を考える必要があります。楽譜通りの運指だと弾きにくいのでアレンジが重要です。
hobbitの運指例を記載してみますので参考にしてみてください。
65小節の左手後半 → 15・2・1・2・3・4・1・2
71小節の左手前半 → 15・4・3・2・1・3・2・1
76小節の左手後半 → 15・2・1・2・3・1・2・3
そして右手はとにかく憶えないと弾けるようになりません。(笑)
和音の変化を大事にして憶えると覚えやすいと思います。
そしてニ短調からニ長調へと変わる第4変奏(81~112小節)。一転して穏やかになりますが油断大敵。後半は無理難題の和音の連続。
弦楽曲なので左手の和音をどのように分散して弾くかが重要です。低音が分かれている場合は、低音だけ分離させ上のオクターブの和音は一緒に弾くのが良いかと思いますが、hobbitは93~95小節と108~110小節は全て分離させて弾いてみました。
第5変奏(113~128小節)では主題から遠ざかりますがわずかに主題の面影を残します。最初は左手がメロディーに変わるので要注意。
優しい旋律ですが以外と難しい箇所です。
そして最後の第6変奏(129~159小節)。ニ短調に戻り、主題の旋律が正確に再現されますが、最後はppで静かに終わります。
説明を書いていて、息を抜ける所がないことに改めて気づきました(笑)けど本当に重厚な曲なので聴くだけでもクラシックに浸れるそんな曲です。