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曲紹介
「無言歌集」は、Op19、Op30、Op38、Op53、Op62、Op67、Op85、Op102 の全8巻があり、それぞれ6曲ずつの「無言歌」から構成されています。
無言歌集はメンデルスゾーンの生涯を通して作曲されていますが、自身で名前を付けた曲は5曲のみです。そのうちの1つがこの『民謡』(Op53-5)となります。
※他の4曲は『ヴェネツィアの舟歌』(Op19-6, 30-6, 62-5)と『デュエット』(Op38-6)。
物語のような情緒あふれる曲。
ひっそりと話し始めるような出だしから、ストーリに入っていき、再度語り部の後に物語の核心に入り、クライマックスを迎え、最後語り部で終わる
という構成です。
譜読み自体はあまり難しくないのですが、リズム感が難しい。特に最初の導入はカウントを自身で取って入らないとグダグダのリズム感になってしまいます。
また、手が小さい人は途中取れない音が出てきます。(24小節目、30小節目、49小節目など) この部分は和音を1音外して弾いた方がこの曲ではカッコイイので参考にしてみてください。
そして後半約1ページはずっとfで両手オクターブ和音という手が小さい人に取ってはものすごく体力がいる曲(笑)
けどこの部分の和音難易度は低めだけどとてもカッコ良く聞こえる部分で弾けたらとても気持ちいいです。
弾いているとストレス発散にもなる曲なのでぜひ練習してみてください。